お礼の言葉

先日の練習には二名も同時にメンバーの彼女さんが見学に来てくれました。
お会いして少しお話もさせてもらって、お二人がとても彼氏さんを大事に想っていることを感じ、記事を書こうと思いました。
昨今、毎日は仕事に追われ、帰ったら疲れきり、週末は仕事の疲れを癒す為にゆっくりしたり、仕事に差し支えない事だけをする。
仕事場では「仕事だから」という名目で、何か納得できないことを我慢する日々が続くなど、少し人間として大事なものを見失いがちです。
これらが全て悪いわけではありませんが、その「見失いがちな大事なもの」を、この大阪カープスでは見つけれる場所であるように努力しております。
それが一体何なのか、言えば唇寒しですので言いませんが、見学していただいた4時間にグランドで彼らが見せたものが「それ」です。
「いい大人が球遊びに夢中になって」と嘲笑する人もいると思いますが、野球ほど「相手を想う」スポーツは無いと感じます。
あの試合のとき、バッターが三塁の方向に打った球を、三塁手がボールを取って、一塁に投げます。
この時、皆さんの前をドカドカッと何度も走るキャッチャーの子がいたとおもいます。
彼が何をしていたかというと、三塁の人が一塁に投げた球がこぼれた時に、それを拾うために走っているのです。これを野球では「カバー」と言います。
実はキャッチャーの子とは別に、ライトという一塁の後ろにいる選手も、同じ場所に毎回走っていました。
野球はカバーの連続です。
投げた、打った、という分かりやすい部分の後ろに、見えない心配りが常に連続で行われています。
これは全員が全員を想い会わないと出来ない共同プレーです。
一見難しいように感じますが、この日彼氏さんと少しキャッチボールをしたと思います。
自分が投げる時に、一生懸命相手が捕りやすいように投げようとしたと思います。
つまり、キャッチボールは「相手を想って投げている」のです。
野球は一人では出来ません、必ず複数人を必要として、そして皆が相手を想わないと成り立ちません。
あの日、試合後に倒れこみながら練習するのも、自分の為であり、それは誰かの為なのです。
皆さんの大事な彼氏を毎週お借りさしてもらっていますが、ここではそういった事が繰り返し行われています。それはきっと同時に心の洗濯にもなっていますので、きっと皆様にも良い形でキャッシュバックされると思いますので、是非是非ご理解いただけますと幸いです。
そしてこの記事を読んで、少し野球に興味を持ったのならば、これを期に彼氏さんに野球の事を聞いてみるのも良いのではないでしょうか。沢山楽しい話をしてくれるはずですよ。