練習を上手くしなくていい、上手くなる為にすれば良い

ようやく冬がやってきたな、と感じれる気候ですが、それでもまだまだ平年の12月ほどの寒さといったところでしょうか。
大阪カープスは日に日に迫るリーグ開幕に向けてこの日も熱い練習を行いました。
くまさん体操から始まり、キャッチボール、内外野ノックと行いその後は1時間ぶっ続けでシートノックを行いました。
守備に就いた選手以外はランナーに入ってもらい、よりリアルな状況での練習を行いました。
いつもよりも送球を焦る場面が多くなり、いかに実践ではまだまだ通用しない練習のうまさにとどまっている状態というのが如実に浮き出て、皆も自分自身に感じ取ったはずです。
いつも皆に言う事ですが、「練習は上手くするのではなく、上手くなるためにするもの」です。何となく小奇麗にこなしていても実践でボロが出れば何の意味もありません。
そんな事よりも、今日のように至る場面で失敗が起き、その度に立ち止まって、皆で「ここはどうすべきか」と何度も何度も話う事に意味があります。
失敗することは恐れなくてよいです。失敗は成功へのチケットです。
失敗して、至らない部分に気付き、そこに向き合えばいいのです。
失敗してもそこに向き合わない時、それは本当の失敗です。練習で失敗したくないから、小奇麗に済ますプレーも失敗です。
この二者には成長が無いからです。
我々はプロ野球チームではないです。だから勝利至上主義の上にある野球をしているわけではありません、そしてそんあ草野球チームという枠の中でも特に大阪カープスは異端です。
野球がただ出来たらいい。では終わりません。
野球というスポーツを通して至らない自分に気付き、向き合い成長していく。そしてそれは決して一人では成り立たず、全員が全員を想いあって一つの舟を漕いでいきます。そしてそれこそが本当に野球を楽しむという事になる、というポリシーの下、活動を行っています。
右のオールばかりが力強くても船は傾きます、押しが弱いオールに合わせなければ船はまっすぐ進みません。そして弱い舵はいつまでもそこに甘えていては船はいつまでたってても荒波を越えることはできません。全員が一心となって見えないゴールに向かってオールを漕いでいかなくていけません。
それが大阪カープス、漢の道。
[embedyt]https://youtu.be/IY_O9vmkFpE[/embedyt]